健康に関する成分、病気・症状、食品・その他の用語集です。
成分
- 乳酸菌
- 乳酸菌とは、乳糖やブドウ糖などを分解し、それを栄養分にして増殖する好気性細菌の総称。乳酸菌の99%は腸へ届く前に消化酵素によって死滅してしまうが、死滅した乳酸菌は腸内の善玉菌のエサになり、結果的に善玉菌増加に役立つ。 乳酸菌は、腸の活動を高め、腸を正常に保つ働きがある。また、コレステロール値の上昇を抑えるとも言われている。 乳酸菌には様々な種類があるが、全体として、悪玉菌をやっつけ、善玉菌を増やす働きをするのが特徴。
- オリゴ糖
- オリゴ糖とは、糖質の一種で、2個以上の単糖(ブドウ糖や果糖など)が結合したもの。オリゴ糖には消化酵素でエネルギー源となるものと、消化酵素では消化されずに大腸まで届くものがある。この大腸まで届くオリゴ糖は、ビフィズス菌のエサになるため、便秘の改善や腸内環境を整える働きがあると言われている。
- ポリフェノール
- ポリフェノールとは、ほとんどの植物に含まれている色素や渋み・苦みの成分のことで、約5000種類以上もあると言われている。ポリフェノールには、強い抗酸化作用があり、老化の原因と言われる活性酸素を除去する働きがある。有名なポリフェノールと言えば、お茶のカテキンや大豆イソフラボン、赤色色素のアントシアニンなどがある。
- ビタミンA
- ビタミンAとは、目のビタミンとも呼ばれる脂溶性ビタミン。視角作用を正常化させたり、夜盲症(暗いと見えなくなる病気)の軽減や、皮膚や粘膜の健康を維持する働きをする。 ビタミンAには「カロチン」と「レチノール」の2種類がある。カロチンは植物性で体内に入るとビタミンAに変わるが、カロチンそのものに抗酸化作用があり、動脈硬化や老化の予防に効果があるとされる。レチノールは動物性で、摂りすぎると食欲不振や吐き気などの悪影響を及ぼすため、できるだけカロチンから摂取することが望ましい。
- ビタミンC
- ビタミンCとは、美容のビタミンとも呼ばれる水溶性ビタミン。細胞間を支えているコラーゲンの生成に欠かせないビタミンである。ビタミンCが不足すると、肌の張りがなくなり、出血しやすくなる。またビタミンCは、抗酸化作用があるため、老化を遅らせるとも言われている。さらに、鉄分の吸収を助けるため、貧血予防にも効果があるとされている。喫煙するとビタミンCが大量に失われるため、喫煙者は一般の2~3倍のビタミンCが必要だと言われている。
- マグネシウム
- マグネシウムとは、エネルギー代謝や血圧・体温の調整などの酵素反応に関わる重要なミネラルの一種。生命維持に欠かせないミネラルである。また、カルシウムとリンとともに骨を形成する重要な成分でる。マグネシウムが不足すると不整脈・神経疾患・精神疾患・心疾患などに繋がる。なお、マグネシウムはカルシウムと拮抗的に働くのでバランスよく摂取することが重要。マグネシウム1に対し、カルシウム2の割合で摂取が望ましい。
- 食物繊維
- 食物繊維とは、五大栄養素に加えた第6の栄養素として注目されており、消化酵素では消化されない難消化成分の総称である。 食物繊維には不溶性食物繊維と、水溶性食物繊維があり、それぞれに便秘や肥満の改善、大腸ガン予防などの効果があるとされている。便秘改善効果を期待するときは十分な水分を一緒にとるとよい。
- 鉄
- 鉄とは、血液と深い関係があるミネラルの一種。体内にある鉄の半分は、赤血球の成分であるヘモグロビンの原料となる。血液を体中に運ぶのに欠かせないものだ。ほとんどの鉄は、体内でタンパク質と結びついて存在しているが、その中でも特に吸収されやすいのが「ヘム鉄」。その吸収率は普通の鉄に比べて3倍と言われている。このヘム鉄は肉類に多く含まれているため、野菜から摂取する鉄よりも肉類から摂取する鉄の方が、体内への吸収率が良いとされている。
- ビタミンE
- ビタミンEとは、老化や身体の様々な不調の原因とされる活性酸素を除去してくれる働き(抗酸化作用)がある脂溶性ビタミン。特に血中の酸化を防ぐため、動脈硬化やサラサラ血、悪玉コレステロールの除去などに強い効果があるとされている。また、ビタミンEには、不妊治療や更年期障害などの女性ホルモン特有の症状にも効果があるとされている。さらには、冷え性や肩こり、肌荒れなど、血行による症状にも効果があると注目されている成分である。 ビタミンEのサプリメントには、天然型(d-α-トコフェロール酢酸エステル)と天然(d-α-トコフェロール表示)に分類されているが、効果としては天然が優れている。
- ナイアシン
- ナイアシンとは、ニコチン酸やニコチン酸アミドなどの総称でビタミンB群の一種、水溶性ビタミン。糖質や脂質の代謝を促す働きがある。アルコールを分解する酵素の補酵素でもあるのでアルコールを代謝する際にも使われる。よって、お酒を良く飲む人ほど多く消費する。
- スクワレン
- スクワレンとは、深海鮫の肝臓に含まれている肝油成分のこと。中でもアイザメの肝は、80%近くのスクワレンが含まれている。 スクワレンには、まだまだ解明されていないことは多いものの、酸素供給能力に優れているとされている。そのため、体内臓器の機能を高め、健康維持につながるとされている。特に肝機能障害に対して有効であるとの見方が強い。また、スクワレンには保水力があるとして化粧品などにも多用されている。
- DHA
- EPAとは、エイコサペンタエン酸、DHAとはドコサヘキサエン酸といい、どちらも魚油に含まれているn-3系の多価不飽和脂肪酸の一種。 EPA・DHA共に、コレステロール値や中性脂肪を下げる働きがあり、動脈硬化予防や高血圧症の緩和などの効果があるとされている。また、DHAは脳をはじめとする神経組織に多く含まれており、知能の働きを促進する作用があるとも言われている。
- EPA
- EPAとは、イコサペンタエン酸、DHAとはドコサヘキサエン酸といい、どちらも魚油に含まれている多価不飽和脂肪酸の一種。 EPA・DHA共に、コレステロール値や中性脂肪を下げる働きがあり、動脈硬化予防や高血圧症の緩和などの効果があるとされている。ちなみに、悪玉コレステロールを抑制する働きはEPAよりDHAの方が強い。逆に中性脂肪を抑制する働きはDHAよりEPAの方が強い。また、DHAには知能の働きを促進する作用があるとも言われている。
- フラボノイド
- フラボノイドとは、植物に含まれる色素成分の総称でポリフェノールを分類した際の1つのカテゴリー。ポリフェノールの中で最も重要な成分である。大豆に含まれるイソフラボンや、ベリー系の果実に含まれるアントシアニン、お茶に含まれるカテキンなどもフラボノイドの一種である。 ポリフェノールの仲間なので、同様に強い抗酸化作用がある。
- アミノ酸
- アミノ酸とは、タンパク質を構成する物質で約20種類ある。つまりは、筋肉や臓器、酵素、ホルモン、血液成分などの原料となっている。身体を構成する生命活動に必要不可欠な成分である。
- 難消化デキストリン
- 難消化デキストリンとは、難消化=消化酵素で分解されない、デキストリン=ブドウ糖が連結した分子、という意味の総称で水溶性食物繊維の一種である。難消化デキストリンの効果としては、食後の急激な血糖値上昇を抑制し、コレステロールや中性脂肪の減少、またお腹の調子を整え便通をよくする働きなどがある。難消化デキストリンは、その効果から多くの特定保健用食品に用いられている。
- クエン酸
- クエン酸とは、酢や柑橘系のものに含まれる酸味成分。一般的に疲労に関係する物質の1つであると言われている。乳酸を減らす働きがあるため、疲労回復効果があり、肩こりや腰痛の予防にもなると言われています。また、ミネラル分の吸収を高める効果もあると言われ、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類や梅干し、もろみ酢などに多く含まれています。クエン酸単体よりも、ビタミンやミネラルとともに摂取することが望ましい。
- ビタミンB6
- ビタミンB6とは、タンパク質の代謝を行う水溶性ビタミン。脳や神経の刺激伝達を行うアミノ酸生成にも不可欠なビタミンである。またビタミンB6は、免疫力を向上させるため、アレルギーに強くなる。 ビタミンB6が不足すると、貧血や動脈硬化、口内炎などになる。つわりや月経痛の軽減にも効果があるとされている。妊娠中は特に摂取したいビタミンである。
- ビタミンD
- ビタミンDとは、太陽のビタミンとも呼ばれる脂溶性ビタミン。紫外線に当たることによって体内に吸収されるものと、食事から摂取されるものがある。 ビタミンDは、カルシウムの吸収を良くし、カルシウム濃度を調整する働きがある。 カルシウムが不足すると骨や歯が弱くなる。摂取する時はカルシウムを一緒に摂ると良い。ただ、摂りすぎると逆に腎臓などに負担をかけるため正しい用量を守らなければならない。
- 葉酸
- 葉酸とは、ビタミンB群の一種で、水溶性ビタミン。DNAの合成や細胞分化に作用するため、胎児や乳幼児に不可欠なビタミンである。そのため、妊娠の可能性がある段階・妊娠中は十分な摂取を心がけることが大切。また、動脈硬化の予防に重要な役割を果たすこともわかってきている。
- リン
- リンとは、カルシウムと結合して骨や歯を作るミネラルの一種。そのほか、脳や細胞膜を形成するのに欠かせないミネラルである。摂取する時はカルシウムと一緒に同等量を摂るようにするのが望ましい。ただ、通常は食品添加物などにも多量に含まれているため、不足することはまずない。むしろ、過剰摂取になる恐れがあるため注意が必要。過剰摂取すると逆にカルシウムの吸収に悪影響を及ぼすことがある。
- コラーゲン
- コラーゲンとは、体内に膜のように構造体として存在しているタンパク質である。コラーゲンの役割は体内臓器の形を作り、支えるといった体の枠組みを作ることと、細胞と細胞の接着剤的な役割がある。加齢と共にコラーゲンは減少し、肌に弾力がなくなるため、たるみやシワの原因となる。コラーゲンを体内から摂取しようとしても、タンパク質であるため、必ずコラーゲンになるとは限らない。また、肌から吸収されないとされているため、化粧品などでコラーゲンを補っても、その効果はあまり期待できない。サプリメントなどで補いたい場合は、できるだけコラーゲンとなるよう、ビタミンCや鉄を同時に摂取すると良いとされている。
- カリウム
- カリウムとは、ナトリウムとバランスを取りながら体液の浸透圧を調整しているミネラルの一種のことを言います。 カリウムは過剰摂取されたナトリウムを、尿として体外に排出する働きがあります。塩分過多の人、高血圧症の人は、積極的にカリウムを摂取することが望ましいでしょう。 カリウムが不足すると疲れやすくなるとも言われています
- AHCC
- AHCCはActive Hexose Correlated Compoundの頭文字で、キノコに由来する機能性物質のことを言います。高度なバイオ技術で栽培された、複数のキノコの菌糸体から抽出されます。キノコの主成分である多糖類のほとんどはβ-グルカンと呼ばれる物質ですが、AHCCにはアセチルα-グルカンという多糖類が含まれています。
- カルシウム
- カルシウムとは、骨や歯に使われる大切なミネラル。体内に最も多く含まれるミネラルであり、体重の約1~2%を占める。約99%は歯や骨などに存在する。カルシウムが不足すると、骨密度も低下するため骨が弱くなり、骨軟化症や骨粗鬆症になる。また、カルシウム不足が続くとイライラするなど神経過過敏状態になることもある。ビタミンDやクエン酸はカルシウムの吸収を促進するので一緒に摂取すると良い。
- β-グルカン
- β-グルカンとは、人間の体内では作り出すことのできない多糖体の一種のことを言います。
- たんぱく質
- たんぱく質とは、20種類からなるアミノ酸が遺伝子情報に従って結合した生体高分子を言います。たんぱく質は生命を支える上で、まさに欠かせない大切な成分です。 アミノ酸の配列によって多種多様な、たんぱく質が合成されており、その働きも様々です。 たんぱく質の中には、骨や筋肉を形成するもの、血中の酸素を運ぶもの、食物を消化分解するもの、同化ホルモンなどの分子を合成するもの、有害物質を撃退するもの、DNAを修復するものなど、たくさんの種類と働きがあります。
- ナトリウム
- ナトリウムとは、ミネラルの一種で細胞外液の浸透圧が一定になるように調整する働きをしています。ナトリウムは主に食塩(塩化ナトリウム)として摂取している。現代の食生活では過剰摂取が注意されており、高血圧や動脈硬化を引き起こす恐れがあるとも言われている。
- パントテン酸
- パントテン酸とは、ビタミンB群の仲間である水溶性ビタミンのことを言います。通常、パントテン酸が極端に不足することはありませんが、高齢者やアルコール過多、妊娠中などの場合は不足しやすいと言われています。
- ビタミンB1
- 炭水化物や糖質をエネルギーに変える働きをします。脳のエネルギーとなるブドウ糖の代謝にも欠かせないビタミンです。糖質の分解に必須なため、甘いものを摂りすぎるとビタミンB1不足になることもあります。
- L-カルニチン
- L-カルニチンとは、肉類に多く含まれる他、肝臓や腎臓で、アミノ酸であるリジンとメチオニンから合成される成分。L-カルニチンは、脂肪酸を筋肉細胞へと受け渡す役割をしている。また、ブドウ糖代謝においても作用する。L-カルニチンは20代を境に減少すると言われており、そのため近年ではサプリメントとしても数多く商品化されている。
- ビタミンB12
- ビタミンB12とは、赤血球の生成を行う水溶性ビタミンのことを言います。貧血は鉄分不足も上げられますが、ビタミンB12が不足しても起こります。 ビタミンB12は、植物ではなく、動物性の食品に多く含まれているため、ベジタリアンだからと言って安心できません。
病気・症状
- 脳梗塞
- 脳梗塞・脳血栓とは、脳の血管が詰まり、その先に血液が流れなくなることで脳の細胞が死んでしまう病気を言います。厳密に言うと、脳の血管が詰まることを脳血栓、それにより脳の細胞が死んでしまうことを脳梗塞と呼びます。脳梗塞・脳血栓の原因は動脈硬化で、細くなった血管に血栓(血の塊)ができ、血管が詰まってしまいます。脳梗塞は血圧が下がっている夜中に起こることが多いとされています。発病して3時間以内なら血管内手術により詰まった血管を開通させる治療ができますが、それ以上経過すると原則として手術はできないとされています。脳梗塞が起こると顔面、半身、手足などの麻痺、失語症、半盲症などになり、最悪の場合は死に至るとも言われています。発病すると治癒できないため、日頃からの予防が何よりも大切です。
- 高血圧
- 継続的に最高血圧が140mmHg以上又は、最低血圧が90mmHg以上の状態を指します。塩分の過剰摂取、タンパク質や脂質の不適切な摂取、肥満、飲酒、精神的ストレス、自律神経の調節異常、過剰な肉体労働、喫煙などが原因と言われています。 高血圧による動脈硬化は、脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、眼底出血などの原因になり、心臓に大きな負担がかかった結果、心臓が肥大し心不全を引き起こすこともあります。現在国内の3500万人が、高血圧の症状を持っているとも言われています。
- 心筋梗塞
- 心筋梗塞とは、心臓の冠状動脈が血栓(血の塊)などによってふさがり、血液が心臓に送り込まれないため酸素と栄養の供給が止まり、心筋が死んでしまう病気のことです。多くの場合突然出現します(急性心筋梗塞)。30分以上続く激しい狭心痛を伴い、吐き気や脂汗が出たりします。最悪の場合は命にかかわることも。 心筋梗塞の原因は動脈硬化で、生活習慣の悪化などによって血管が細くなり詰まりやすくなった結果、冠動脈がふさがってしまうこともあります。
- 生活習慣病
- 日常の生活習慣によって引き起こされる病気の総称で、その定義は、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」とされています。以前は「成人病」と呼ばれていましたが、子どもでも発症するようになったため「生活習慣病」と改められました。 高脂血症、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、ガンなどが代表的です。初期の頃は自覚症状がないため、発見が遅れ、動脈硬化をはじめ心臓や脳など大きな病気へとつながる恐れが大きいでしょう。 生活習慣病の診断は血液や血管の状態がひとつの大きな指標となっています。
- 高脂血症
- 血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質の数値が必要量よりも過剰な状態を指します。ここ10年で高脂質症者は1.5倍にも膨れ上がっていますが、ほとんどの場合において自覚症状がないため血液検査などで発覚するケースが多くなっています。 高脂血症は、糖尿病、高血圧、肥満(内臓脂肪型肥満)とあわせて「死の四重奏」と呼ばれ、互いに影響し合って動脈硬化を引き起こします。 治療法としては薬物療法もありますが、まずは食事や運動療法で生活改善を長期的に続けることが何よりも重要です。
- 動脈硬化
- 動脈硬化とは、動脈の内壁に脂肪や石灰などが沈着して血管の通り道が細くなったり、動脈壁の筋肉が硬くなったり厚くなったりしている状態を言いう。そのため、血液の流れが悪くなり、心臓や脳などの大切な器官へ血液を十分供給することができなくなる。 動脈硬化になる原因は、喫煙や運動不足、過度のアルコールなどの生活習慣や油脂分の多い偏った食生活などが挙げられる。 高脂血症や糖尿病、高血圧といった生活習慣病も動脈硬化を促進させる危険因子である。動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞など、大病の原因とされており、日頃から十分予防対策をすることが何よりも大切。
食品・その他
- ケール
- ケールとは、一般的に青汁と呼ばれるものの原材料になっているキャベツの一種。ケールには豊富なカロチンが含まれ、ほかにもビタミンC、葉酸、鉄分、食物繊維などが多く含まれている緑黄色野菜である。 ケールにはカロチンが多いため、ビタミンAの効果が強い。目の健康維持や抗酸化作用はもちろん、免疫力の向上や整腸作用などの働きもある。日本ではケールそのものがスーパーなどに並んでいることは少ないため、青汁などの健康食品から摂取するのが手軽だと言える。
- ウコン
- ウコンとは、身近なもので言えばカレー粉に含まれる黄色の粉、ターメリックのこと。春ウコン、秋ウコン、紫ウコンの3種類がある。 ウコンには胆汁の分泌を促進して肝機能を助け、アルコールの分解を早めることから、アルコールの友とされている。これらはウコンに含まれるクルクミンという成分の働きである。その他にも抗ガン作用、動脈硬化の予防効果などがあるとされている。重要成分のクルクミンは秋ウコンが一番多く、乾燥品が最も効果が高いとされる。
- 大麦若葉
- 大麦若葉とは、大麦の新芽をつみ取って有効成分を抽出した大麦若葉エキスが健康食品として多く見られる。さまざまなミネラルやビタミン、酵素、アミノ酸などを他の緑黄色野菜に比べても非常に多く含んでおり、注目を集めている。これらの豊富な栄養素がコレステロール値を下げ、血液をサラサラにして血行を良くすることから、生活習慣病の予防や疲労回復に効果があるとされている。
- プロポリス
- プロポリスとは、ミツバチが樹木から集めた樹脂にミツバチの分泌物が混合してできたもので、ミツバチはこれを巣の入り口に塗って巣を守っている。 プロポリスは樹脂やミツロウ、花粉などを主成分とし、アミノ酸や脂肪酸、ビタミン、ミネラルなども豊富に含んでいる。 プロポリスは天然の治療薬として古代から使用されており、その効能は、強い抗菌作用、抗炎症作用、鎮痛、酸化防止、免疫力向上などがある。そのため、糖尿病や胃腸系疾患、循環器系疾患などに効果があるとされている。また、プロポリスには約40種類ものフラボノイドが含まれており、その働きで、自然治癒力を高め、血管を強くする。さらには抗ガン作用もあると言われている。ただし、プロポリスにも種類がある。サプリメントなどに使用されているプロポリスは、その種類(産地や樹脂の違い)によって、効用が異なるため、自分の症状にあったプロポリスを選ぶことが大切だと言える。
- 紫ウコン
- ガジュツは屋久島で成育している多年草。紫ウコンとも呼ばれるが、ウコンの黄色い色素成分であるクルクミンは含まれていない。普通のウコンに比べ、寒さに弱く保存が難しい。ガジュツの多彩な薬効は精油にあると言われており、特に胃腸病に効く。ウコンと併用することでより確実な効果を得ることができる。他にも、殺菌、抗ガン作用、肝機能の向上、利尿作用、脳卒中の予防などの効果がある。
- フコイダン
- フコイダンとは、海藻の表面にあるヌルヌルとした成分のことで食物繊維の一種のことを言います。昆布やワカメ、ひじき、モズクなどに含まれています。特に沖縄モズクにはフコイダンが豊富に含まれています。
- メシマコブ
- メシマコブとは、タバコウロコダケ科のキノコで長崎県の女島(めしま)に多く生息していたことから、メシマコブと名付けられました。メシマコブは成長するまでに20~30年もかかるとされており、非常に貴重なキノコでしたが、近年になって、韓国でメシマコブの培養に成功し、健康食品などでも多く見られるようになりました。
- 血糖値
- 血糖とは血液中のグルコース(ぶどう糖)のことで、血糖値とはその値のことです。健康な人でも1日の血糖値は70~130mg/dlの間を変動し、加齢とともに高くなります。正常値は、空腹時血糖が70~100mg/dl(平均80mg/dl程度)、食後1時間血糖が140mg/dl以下。60歳以上では空腹時血糖110mg/dl以下、食後1時間血糖160mg/dl以下が正常とされています。血糖値の測定は糖尿病の診断に欠かせません。 ※mg/dl(ミリグラム・パー・デシリットル)=日本やアメリカで使われている濃度の単位。
- BMI値
- BMIとは、Body Mass Index(体格指数)のことを言います。BMI数値が高くなると、高脂血症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病につながりやすくなります。計算式は、BMI=体重÷(身長m×身長m)。 WHO(世界保健機構)では、標準値を男女とも22に定めており、日本肥満学会の統計では、BMI値22が、生活習慣病の発症率が最も低いという結果が出ています。
- 中性脂肪
- 脂肪は溜めすぎてもよくありませんが、一方ではエネルギー源にもなる身体にとって大切な働きをしている物質です。中性脂肪は、この脂肪組織の中に最も多く存在しているグリセロールに3つの脂肪酸が結合した物質です。正常値は空腹時で、50~149mg/dl。高中性脂肪血症とは、血液中の中性脂肪が多すぎる状態を言います。
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